私のおすすめ本

小さいことにくよくよするな!──心を軽くする100のヒント

本日の一冊

朝起きてすぐスマホを落として画面にヒビが入り、昼にうっかりシャツにカレーをこぼし、夜はリモコンの電池が切れた。
──そんな日は思います。「人生は小さいことの集合体だな」と。

どうも、あんり収穫祭です。今日は、そんな小さなトラブルに人生を支配されがちな人におすすめの本をご紹介します。
リチャード・カールソンの名著 『小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さくことー』 です。


書誌情報

著者:リチャード・カールソン
訳者:小沢瑞穂
出版社:サンマーク出版
発売日:2000/7/1(文庫版)
ページ数:251ページ
※2024年に新装版も刊行されています。


どんな本?

アメリカではリビングに一冊、ベッドに一冊、トイレに一冊──そんな必需品ともいわれる本。
本書には、小さなことに振り回されないための100の実践ヒントが収められています。

  • 完璧な人なんてつまらない
  • 死んでも「やるべきこと」はなくならない
  • むかつく相手を、幼児か百歳の老人だと想像する

たった1ページでも効き目がある、心の応急処置マニュアルのような一冊です。


あんり収穫祭が響いたポイント

ここからは、あんり収穫祭が、読んで特に印象に残った項目をご紹介してゆきます。

1. いま、この瞬間を生きる

不安は「まだ起こっていない未来」に心を支配されることで生まれます。
「いま」に集中する練習を重ねることで、余計なくよくよは自然と薄れていく。
ジョン・レノンの言葉を思い出しましょう──
「人生は、僕らがほかの計画を立てている間に過ぎていく」

2. 自分以外はみんな文明人だ!

あなた以外は全員文明人、と考えてみる。
威張り散らす運転手も、イヤホンから音漏れしている若者も、あなたに「忍耐の授業」をしてくれているのです。
イライラする代わりに、「彼は何を教えようとしているんだろう」と問いかける──この発想、じわじわ効いてきます。

3. 正しさより、思いやりを

人間関係のトラブルの大半は「正しさ」にこだわることで生まれます。
本書ははっきり言います。正しさよりも思いやりを選べ
議論に勝って相手を失うより、思いやりで相手を笑わせるほうがずっと健全です。

4. 暗い気分に流されない

落ち込む日はあります。でもそれは「通り雨」のようなもの。
「これもいずれ消える」と唱えて、やり過ごせばいい。
気分を天気のように眺められたら、心はだいぶ軽くなります。

5. どこへ行っても自分と道連れ

外の世界を変えるより、自分の心を調えるほうが早い。
結局、どこに行っても「自分」が同行しているのだから。
この気づきは、旅行のスーツケースよりも大事な荷物になるはずです。


読むとどうなる?

『小さいことにくよくよするな!』を読むと……

  • どうでもいいことに心をすり減らさなくなる
  • イライラの正体が「思考のクセ」だと気づく
  • 他人や出来事を「師」と見なし、学びに変えられる
  • 心に余裕が生まれ、自然と人に優しくできる

一気に読む必要はありません。
1日1項目でも、十分に効いてきます。まさに「心のビタミン剤」です。


まとめ

人生は小さいことの積み重ね。だからこそ、その小さなことにくよくよしない技術が大切です。

リチャード・カールソンの『小さいことにくよくよするな!』は、100の知恵で心を軽くしてくれる一冊。
心がざわつく夜、本棚から取り出してパラリと読むだけで、翌朝が少し明るくなるはずです。

さて、私も今日の小さな失敗を手放すことにします。
──でもその前に、さっきこぼしたコーヒーのシミをどうにかしないと。

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